この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。
目次
1. 本記事の目的
本記事では、謎の多い中小企業診断士の仕事について、著者の個人事業主としての経験に基づき記載します。今回は仕事の取り方です。まず、独立してから一番困ることは「仕事がない」ということです。そのため、仕事を取りに行くというのは独立した診断士にとって喫緊の課題となります。
2. J-Net21「支援情報ヘッドライン」アプリの利用
J-Net21「支援情報ヘッドライン」アプリとは、独立行政法人の中小企業基盤整備機構が運営するスマホアプリのことです。コネも実績もない私は、現在本アプリを利用して仕事をもらっています。
補助金・助成金、セミナー・イベント、その他の公募情報が、国や都道府県などによる中小企業向けの支援施策情報を集めた検索システム「支援情報ヘッドライン」によって簡単に見つかるアプリです。地域別・分野別に検索できる機能や、新着情報の有無を即座にお知らせする機能までついています。
それでは、このアプリの使い方を説明します。
まず、アプリを開くとデフォルトのページが補助金・助成金・融資のページになっています。そのため、右の方の公募情報をクリックします。
公募情報をクリックすると、地域や種類、フリーワードを選択する画面がでてきます。まず地域を開くをクリックします。
自分が仕事を探したい地域をチェックします。その次に、種類をチェックします。
ここでは、専門家向け公募をクリックします。その後、検索実行を押します。
一覧で公募情報がでてくるため、気になるものをクリックします。
PDFを開き、内容を確認します。
なお、公募の中には診断士ならではのコンサル系の仕事で、報酬も悪くない仕事もありますが、日給1万円前後の派遣社員並みの仕事も数多く含まれています。そのため、業務内容や報酬をしっかりと確認することが必要です。
3. 協会や支部から紹介
強制ではないのですが、中小企業診断士は合格すると何らかの協会や支部に入会することが多いです。そのため、その協会や支部から仕事をもらえることもたまにあります。
私の場合、市役所の融資相談員の仕事は中小企業診断士の東京協会から、感染拡大防止協力金や理論政策更新研修実行委員の仕事は地元の支部から頂きました。
ここからの仕事は基本的にメールで応募されることが多いです。選定基準は良くわかりませんが、今までの支部での成果や入会年次、年齢等が考慮されていると推測されます。
4. 先輩からの紹介
私はまだ経験がありませんが、中小企業診断士の先輩から仕事をもらうこともあるようです。先輩の見つけ方として、支部での活動や勉強会に積極的に参加するといった方法があります。
5.SNSの利用
FACEBOOK等のSNSを利用し、仕事をもらう診断士もいらっしゃるようです。
ちなみに私は、WantedlyというビジネスSNSサイトを利用して仕事をもらったことがあります。企業と利用者を気軽につなぐツールとして最近若者に人気があります。正社員の募集が多いですが、業務委託の企業も多数あります。
いかがでしたでしょうか。本記事が中小企業診断士を取得したものの活躍の場のない企業内診断士や、受験生、これから取得を考えている方に参考になれば嬉しいです。
U-Mapでは、お仕事の依頼を承っています。
詳しくは、こちらから!