離島宿泊記⑦ 福江島

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※本旅行記は2022年の2月の旅行を元に記載しています。

1. 福江島とは

福江島は、長崎港の西約100kmに位置する五島列島最大の島で、五島の政治・経済・文化・観光の中心地です。海から見える海食崖や鬼岳からの眺望など美しい自然景観を誇る島でもあります。また、禁教令解除後の五島における最初の教会として設立した堂崎教会をはじめ、数多くの教会があります。

五島列島では最大規模を誇る島であり、海産物農産物問わず美味しかったです。

【参考】日本の国境に行こう!!

2. 利用したプランと予算

利用したプラン

今回は、飛行機と船を利用して訪問しました。
羽田空港から長崎空港まで飛び、そこから船で福江島へ向かいます。

今回、「どこかにマイル」という往復航空券が通常の半分以下の6,000マイルで往復航空券と交換できる制度を利用して長崎空港まで飛びました。この制度は、どこに決まるのかわからないというギャンブル性を秘めており、本当に面白い制度だと感じます。

長崎港からの出発は8時と朝早くのため、前夜のうちに長崎の地へ降り立ち長崎港の近くで宿泊する必要があります。
私が止まったのは、「カサブランカゲストハウス」です。
半個室の部屋に約3,000円程度で泊まれます。朝食もパン食べ放題です。コスパ良しですね。

【参考】カサブランカゲストハウス

利用した船

船は、長崎港より九州商船を利用しました。

フェリー便は長崎港から一日三便出ています。これより速いジェット船を利用することも可能ですが、少し高いです。

長崎港は、長崎駅から歩いて約20分程度かかります。一応路面電車の大波止というところが一番近そうです。

1階がチケット売り場となっており、購入後は二階から出発します。

船は結構広いですが、伊豆七島のフェリーで乗ったような食堂付の船ではないため気をつけましょう。

飲み物やアイス、お菓子が売っているコーナーは船の中心にあります。

船では定番のカップヌードル自販機です。なんと珍しいどん兵衛も販売されています。長崎はうどん文化ですね。

二等の部屋は雑魚寝部屋です。枕や毛布か常備されており、非常に寝やすかったです。

やっぱり船は潮風が感じられていいですね。

予算

行程:2泊3日
飛行機代往復:6,000マイル(どこかにマイル)
船代往復:6,180円(二等)
宿泊代:約14,000円
食費:約5,000円
娯楽費:約500円(レンタサイクル)
合計:25,580円

3. 福江島の宿泊

【参考】ぴかいちセカンド

宿泊は「ぴかいちセカンド」という宿にお世話になりました。昔は居酒屋で営業していたようですが、現在はゲストハウス営業のみだそうです。結構風情がある佇まいです。

もともとは、マスターの居住空間だった2階部分を友人と2人でリフォームしたそうです。手作り感にあふれたあったかい雰囲気の館内は、少しでも快適に過ごしてもらうための工夫がいっぱい!便利なホテルや旅館のようにはいきませんが、手作りだからこそのリーズナブルな料金で、手軽に観光拠点としてご利用いただけます。

最近1階を改築したようで、綺麗な洋室が増えていました。中々広くて居心地が良かったです。

タオルや歯ブラシなんかも完備されています。

夕食

夕食は昔居酒屋だった時をそのまま残してあるカウンターを利用していただきます。時間はマスターの手が空いていればかなり自由に選べるようです。

まず、お刺身とビールが到着。夕食プランの人は最初のドリンク一杯無料だそうです。刺身は味やイカ、きびなごなんかがあり、新鮮で美味しかったです。

さて、こちらが今回のメインである五島牛のステーキです。五島牛の歴史は古く、市内の遺跡より出土した牛歯の年代測定をしたところ、弥生中期のもので「日本で最も古い牛の遺物のひとつ」と言われており、五島における人と牛のつながりの深いことがうかがえます五島牛肉はおいしいと言われ、各方面から高い評価を受けているそうです。

脂身が非常に少ないですが、肉質は非常に柔らかく、最後までさっぱり食べられます。このステーキを付けたプランは他のプランと比較して4,000円近く高いのですが、店主によると格安で提供しているとのことですので、是非ご賞味あれ。

こちらが名物五島うどんです。あごだしが効いたスープに五島名物の細くてコシのある麺が絡み美味しかったです。

朝食

朝食もお魚三昧でした。特に出汁の効いた味噌汁が美味しかった。

4. 福江島の観光地紹介

【参考】五島市観光協会

堂崎天主堂

1879年創建/1908年改築。海辺に佇むこの教会は、明治6年禁教令解禁後五島に初めて建てられた天主堂で、長崎で殉教した二十六聖人の一人、ヨハネ五島を記念して創立されました。赤レンガのゴシック様式の天主堂内には、現在キリスト教弾圧時の様子をうかがえる資料が展示され、資料館とし残されています。教会前の広場は約6000年前の縄文時代前期の堂崎遺跡でもあり、冬から春頃にかけて天主堂横に珍しいマングローブ植物のハマジンチョウが薄紫色の可憐な花を咲かせています。

大金久海岸(おおがねくかいがん)

浦頭地区にある教会。1888年に最初の教会が建ち、1921年に2代目が、さらに1950年に増改築され、1968年、集落の高台である現在地に建てられました。五島宣教の中心だった堂崎教会の老朽化や、交通機関の変化も伴い、浦頭が一帯の中心の教会となります。

カトリック福江教会

明治以降、旧福江城下に五島各地から信徒が集まり、1914年、堂崎小教区から独立しました。現教会は、1962年に建立されました。
同年の市中心部で発生した大火災「福江大火」では、奇跡的にこの教会だけは焼けなかったそうです。下五島地区では信徒数が最も多い教会で、市内の教会の中心的な役割も担っています。

福江城

一万二千六百石、五島藩主の居城で、第30代藩主盛成公の時、黒船の来航に備えて造られました。
これはわが国で最も新しい城だといわれ、嘉永二年(1849年)8月から15年の歳月と延べ5万人の人夫、二万両の工費を使って文久三年(1863年)に完成しました。当時は城壁の三方が海に面しているわが国ただ一つの海城として有名。

現在は、本丸跡に五島高校、三の丸に資料館、文化会館、図書館が建ち、五島市の文化ゾーンになっています。なんと城の中に高校があるのです(笑)

福江武家屋敷通りふるさと館

休息用和室や喫茶コーナーがあります。
また、バラモン凧絵付け・ハンカチ染・貝殻フォトフレーム作り・カンコロ餅付き等、各種体験もできます。

自分はレンタサイクル(3時間500円)を利用するために訪れました。

五島ワイナリ

五島ワイナリーは福江島にある離島のワイナリーです。島の人からの評判は上々でした。

5. 福江島のグルメ

平安食堂

福江港のすぐ近くにある食堂です。名物は長崎ちゃんぽんです。

なんと一杯500円からちゃんぽんが食べれます。ただお客さんは+500円でみな玉子を乗っけるオプションを付けていました。味は海鮮の風味や胡椒がしっかり効いており、非常に美味でした。

堂崎マドレーヌ

堂崎マドレーヌは長崎は五島列島、福江島の堂崎天主堂にて作られている巡礼菓子です。 五島の椿油と自然塩を加えた深い味わいと上品な甘さの焼き菓子です。

自分はソフトクリームを頂きました。マドレーヌ味が新鮮でした。

6. その他

奈良尾港近辺

実は、福江港から長崎港へ帰る途中で奈良尾という上五島市の一角で降りることができます。私も少しよってきました。

奈良尾のアコウ樹

根っこが二股に分かれ、両足で地面に踏ん張ったような姿をしています。
神社へ繋がる参道をまたぐようにそびえ、まるで天然の鳥居。樹齢650年を超えるあこう樹の下をくぐると長生きできると伝えられる、上五島のパワースポット。高さ25m、幹周り12mで日本一の大きさをほこります。
1961年4月27日に国の天然記念物に指定されました。

五島うどんならお

奈良尾港の近くにある五島うどんを提供するお店です。

天ぷらうどんや肉うどんが良さそうでしたが、自分は天野菜うどんを頼みました。さっぱりしている中にもコクがあり、本当に美味しかったです。

今回旅行の総合的な評価としては、時短営業のお店が多くほとんど訪問できなかったのが残念でしたが、お目当ての五島牛が食べれて満足です。次は夏に行きたいです。

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このサイトを運営しているhk5です。
1991年生まれ、東京生まれ東京育ち。
都内の某私立大学を経て、某シンクタンクの支社決算業務の主担当として従事。 3年半勤務後、某コンサルテインングファームでAIプロジェクトの企画書作成、某金融機関のチャットシステム実装のPMO、某政府系組織のシステム企画の要件定義等を経験する。
現在、都内の某国立大学院で経営学を学習中。加えて、大学院と提携しているコンサルティングファームと協業し、将来の公立病院の経営戦略をテーマにレポートを執筆中。
また、中小企業診断士として、週1~4程度の頻度でベンチャー企業の業務を手伝い、新事業企画の立案や収支シュミレーションの作成等、パワーポイントを中心とした資料作成や市の融資相談員を行っている。
趣味は星野リゾートと離島巡り。日本中回りたいと思っている。
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