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目次
1. 本記事の目的
本記事では、MaaSに関連する東急株式会社が主体となって行うサービスの実証実験の総称である、「DENTO」について簡単に説明します。
2. DENTOとは
首都圏で交通事業を主に行う東急株式会社は、より自由で豊かな東急線沿線での働き方を実現する新たなサービス実験「DENTO」を開始し、2021年1月13日(水)~4月28日(水)の約3カ月半の期間行う予定です。
東急線の通勤定期券を所持する顧客には、限定メニューの提供や優待割引を行うことで、定期券保有の新たな付加価値を開発します。また、本サービスは会員登録、商品選択、決済、利用のすべてが、コミュニケーションアプリ「LINE」の公式アカウントトーク画面で完結するという特徴を持っております。利用時間のリマインド通知など、LINEならではの機能で、顧客の利便性向上を狙う模様です。加えて、「DENTO」の購買・利用データの分析を行うとのこと。
サービスの内容詳細は、12月下旬頃発表予定ですが、まだありません。
3. DENTOの利用方法
DENTOの利用方法は、LINEを利用することにより、本当に簡単です。まず、ラインの公式アカウントより、DENTOを友達に追加します。追加後にTOPページより、チケット購入ボタンを押下します。次に購入するチケットページに入り、予約・購入ボタンを押下します。最後に、サービスを受ける際に購入後の予約確認画面でチケット情報を表示し、スタッフに提示します。
また、施設のスタッフのチケット確認も簡単です。画面を提示されたスタッフは、内容を確認しスワップします。すると利用完了画面がタイムスタンプと共に表示されます。このサービスは、利用者およびスタッフが使いやすいことを考えているようです。
4. DENTOのサービス①:ワーキングスペースチケット
ワーキングスペースチケットとは、東急線沿線に埋もれていた様々な場所を働く場所として開放するサービスです。カフェや東急施設の空きスペースに加え、BBQスペースも利用可能となります。価格は1,100円からで、利用時間は各施設に準ずる模様です。
5. DENTOのサービス②:相乗りハイヤーチケット
相乗りハイヤーとは、港区、中央区、渋谷区に勤務する客に高級ハイヤーを提供するサービスです。東急線通勤定期券を所持の顧客のみ利用可能のようです。上記3区であれば、会社の前でも、駅前でも好きな場所へ高級ハイヤー迎えにきてくれます。
行先は、青葉区と大井町で、価格は検討中とのこと。運行日は水曜日と金曜日の18:00からを予定しています。
6. DENTOのサービス③:通勤高速バス
通勤高速バスは、多摩田園都市エリアと都心をつなぐ「動く就労スペース」です。車内はWifi完備で座席は広めであり、かつトイレ付きと豪華です。通勤しながら仕事ができるので、いつもの通勤時間を有効活用できます。価格も運航日も検討中で東急線通勤定期券を持つ顧客は特別価格で利用できるようです。
7. DENTOのサービス④:100円チケットシリーズ
100円チケットシリーズとは、超お得なチケットで東急線沿線を遊び倒せるサービスです。東急線ワンデーパス、東急バス1日乗車券をそれぞれ100円で購入できます。東急線通勤定期券を所持している顧客のみ利用可能です。価格は文字通り100円で、購入には上限枚数を設けるようです。
8. DENTOのサービス⑤:アクティブクーポン
商業施設、飲食店、フィットネスなど、合計40種類以上の多種多様なクーポンで、東急線沿線の外出をサポートするサービスです。東急線通勤定期券を所持している顧客のみ利用可能です。「100円チケット」と組み合わせて利用されることを想定しています。。
9. DENTOのサービス⑥:ワーキングスペースチケット
その他サービスとして、書籍ダイジェストサービスである「SEREND!P」が無料で読めます。これは、毎月2本、話題の書籍のダイジェストをお届けするものです。忙しくて本を読む時間が無い時も、通勤や外出の時間で効率よく話題書籍のポイントをおさえることができます。
また、店の混雑が1秒でわかる「VACAN」サービスとも連携しています。今回DENTOで掲載する一部の店舗には、お店の混雑状況がわかる「VACAN」サービスを導入しており、気になる店が今空いているかどうか、訪問する前に確認できるため、混雑を回避した安心安全な移動が可能です。
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