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目次
1. 本記事の目的
世界には多くのMaaS(Mobility as a Service)アプリがあります。
MaaSアプリとは、現在地から目的地までの移動手段を一括で表示できるものとなります。
今までは、電車の乗り継ぎは路線案内のアプリを使用し、レンタカーを借りた場合はカーナビゲーションからの指示で目的地まで向かっていました。しかし、これでは最適化された移動手段やルートがわかりませんでした。そのため、利用者の利便性を考え、日本でもMaaSアプリが続々とリリースされると考えております。
今回は、MaaSアプリでは最大の5,000万以上ダウンロードされた「Moovit」を取り上げ、利用方法を調査してきました。
2. Moovitの概要
「Moovit」は、2012年にリリースしたイスラエル発の交通ナビゲーションアプリです。2016年には、Google Playのベストローカルアプリへの選出や、 リオデジャネイロ五輪の公式交通ナビゲーションアプリに認定されました。
ロサンゼルスでは、ユーザーの40%がスペイン語版を利用しており、現地の住民以外である旅行者等の利用者が多数存在することが分かります。
2019年3月には、駐車場予約アプリ「SpotHero(スポット・ヒーロー)」と提携しました。公共交通機関、バイクシェアリングなどに加え、「SpotHero」の駐車場ネットワークも網羅し、複数の交通手段から目的地までの移動ルートをワンストップで検索できる機能を実装していきます。
3. Moovitの評価
本アプリは、対応都市が日本含む96か国、対応言語が45カ国語と世界の様々な場所で利用できます。結果として、Moovitは現在、世界中の3,000以上の都市に対応し、6億8,000万人以上のユーザーを有します。
ダウンロード数はMaaSアプリでは最大の5,000万以上です。本アプリは2021年までに10億人の利用者獲得を目指しています。また、評価も87万件のレビューで星4.5と、非常に高いです。
日本では、東京都と稚内市、山梨県、静岡県の都市に対応しています。サポートしている公共交通機関は、東急バスと国際興業バス、関東バス、西東京バス、山梨交通グループ、宗谷バス等です。
4.Moovitの初回起動動作
利用規約とプライバシーポリシー(PP)への同意を行います。ここでは、個人情報取得への配慮が見られます。
次に、端末の位置情報を許可する旨のポップアップが表示されます。
続いて、簡単な利用案内(全2画面)が表示されます。
最後にトップ画面には、GPSによる位置情報を通じ、右上に都市が表示されます。
5.Moovitの経路選択方法
現在地と違う都市を選択する場合右上の都市名をクリックします。
都市を選択します。現在日本で対応している都市は、東京都、山梨県、稚内市、藤枝市です。
目的地を入力すると、候補リストが表示されるため、選択します。
目的地の場所を確認し、経路を検索ボタンを押下します。
経路の候補が表示されるため、好みの経路を選択します。
経路の概要が表示されます。
経路の概要の下部分に経路詳細が表示される。経路確認後、ナビ開始を押下します。
最後に、降車アラートによる降車通知を受け取るかどうかの確認を行います。
6.Moovitのその他画面
その他、周辺駅の情報を表示や、現在の時間周辺に到着する電車等が確認できます。路線の検索では、全ての路線情報を確認できます。
以上、Moovitのアプリ利用調査でした。個人的な感想としては、日本で利用できる場所は限られているものの、UI含めて使いやすかったです。
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